しじみ漁は伊勢湾台風以前までは、
干潟や浅場での腰曳き(カイトビキ)が主体でありました。
しかしその後、船の動力化と干潟の減少に伴って、「チャンチャン曳き」と「ウンテン」という漁具を使った漁法で行われてきております。
マルヨシのしじみは、朝獲れたてのものを当日に市場へ出荷されています。
日本には、大きく分けて3種類のしじみが生息しているといわれています。
その中で、淡水に生息している真しじみは、
北海道を除く日本各地のきれいな河川に、広く生息しています。
そして、琵琶湖だけに生息している瀬田しじみは、
琵琶湖の特産品として有名です。
桑名のしじみは大和しじみとよばれ、淡水と海水が混じりあう
汽水域(きすいいき)という場所に生息しています。
木曽三川の河口域で育った桑名の大和しじみは、美味で栄養価が高く、
また肝臓病によく効くといわれ、重宝されています。
その中でも、揖斐川河口で育ったしじみは、
薬草で知られる伊吹山の土に含まれている多くの栄養分が、
根尾川を通じて揖斐川に流れ込み、
栄養価の高い肉厚の高級しじみとなったもので、
その品質は日本一と言われています。
しかし、その漁獲量は年々減少しており、
20数年前に桑名近辺で8,000t~9,000tあったものが、
現在では3,000t以下になっています。

塩水(1リットルの水に対し食塩約10g)で
砂だしを行う事で「うま味」が逃げません。

しじみは、肝機能を正常に保つメチオニンや、胆汁の分泌を促しコレステロールの増加を抑える、タウリンなどの必須アミノ酸を多く含んでいます。
また、肝臓の働きを活発にするビタミンB12は、魚介類の中で最も含有量が多いといわれています。

<成分>
タウリン・メチオニン・カルシウム・鉄・カロチン・ビタミンB2・ビタミンB12・ビタミンE・マンガン

<効果>
動脈硬化・高血圧・心不全・抜け毛・薄毛・不整脈・肝臓病・疲労回復・貧血・不眠症・糖尿病・骨粗しょう症